御礼とご報告
この度の講習会は福岡市内はもちろん、九州では鹿児島と熊本、遠方は東京からもお越しいただき30名を超える方々にお越しいただきました。
はじめに第1部でプレサッカーチーム代表の坪井からの挨拶とスペインサッカー指導理論についての概要、第2部で講師の黒沼からメソッドについての講義が行われました。
【第1部】
スペインの指導理論はサッカー全体を捉えた上で個人レベルのテクニックや戦術、フィジカルの話をしていきます。例えば「体の向き」を取り上げても、何のために体の向きをどう準備するのかは全体のプレーモデルありきの話になってきます。このような例は、日本のサッカーとスペインのサッカー指導理論の違いの一つです。また、スペインのコーチングスクールでは科目がかなり整理され指導者に必要な知識が体系づけられているのも特徴の一つです。
What(何を): テクニック・戦術・フィジカルなど
How(どのように): メソッド
ここで「何を教えるのか?」、と「それをどのようにして教えるのか?」の違いを整理し2部に入っていきました。
【第2部】
メソッドを「選手に何かを学ばせるために用いられる合理的な戦略や方法の集合体。監督が持っているアイディアやチームとしてのプレーモデルなどを選手へ伝えるために用いられるツールに関する分野(科目)」としてスペインで考えられている練習メニューの構築方法を以下のように整理しました。
■4つのメソッド
アナリティコ・グローバル・インテグラル・システミコ
■5つのトレーニング形態
サーキット・ドリル・オレアーダ・コンセルバシオン(ロンド)・ゲーム
スペインでの実体験と、日本で指導をしている現場を知っているからこそ伝えることができるリアルな内容が織り交ぜられた興味深い内容となりました。「スペインのコーチングスクールでは一方通行型の授業が進むことはなく、生徒がバンバン質問をして双方向で授業が進みます。今日はせっかくなのでそのスタイルでいきましょう」という黒沼の提案もあり、はじめは緊張していた参加者の方々も徐々に質問が飛び交いディスカッション形式の講習会となりました。ご参加いただきました皆さま誠にありがとうございました。
この度は、九州の福岡にてこのような形で講習会を開催させていただきましたが初めてにもかかわらず30人を超える方々に起こしいただき、九州のみなさまの「学ぶ意欲」を強く感じさせていただきました。
プレサッカーチームとしてはそのようなご要望にお応えするためにも今後このような形の講習会を継続的に開催していきますので今後ともよろしくお願いします。
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